酒さ(赤ら顔)と漢方|顔の赤みを体質から整えるアプローチ

顔が赤い。
ほてる。
入浴後や食後、マスクをしているとさらにひどくなる。
皮膚科に通っても「原因不明」と言われ、対症療法を繰り返している——。

そんな状況でご相談にいらっしゃる方が当店には多くいます。

酒さは慢性的な顔面の炎症性疾患で、一度発症すると長期間付き合うことになりやすい症状です。
西洋医学では治療法が確立されておらず、保険適用の薬もないのが現状です。
だからこそ「体質から整える」漢方のアプローチが力を発揮しやすい領域でもあります。

酒さとは

酒さとは、顔面、特に鼻・頬・額・あご周りに持続的な赤みや毛細血管の拡張、ほてり感が現れる慢性炎症性疾患です。
原因は明確にはわかっていませんが、紫外線・気温の急激な変化・アルコール・香辛料・ストレスなどで悪化しやすいことが知られています。

なお、似た名前の「酒さ様皮膚炎」はステロイド外用薬の長期使用が原因の別の疾患です。
症状が似ているため混同されることがありますが、原因と対処法が異なります。

悪化しやすいタイミング

酒さの症状は以下のような場面で強くなりやすいです。

  • 入浴後・運動後(血行が良くなるとき)
  • 飲酒後・香辛料を食べた後
  • マスク着用中・着用後
  • 日差しを浴びたとき
  • 気温の急激な変化(屋外から室内への移動など)
  • ストレスや緊張が続くとき

「なぜこのタイミングで悪化するのか」——漢方ではこの背景にある体質から説明できます。

漢方から見た酒さの体質タイプ

酒さに関係する主な体質は3つです。

血熱(けつねつ)——血に熱がこもり、顔面に炎症として現れている状態です。
強い赤み・ほてり・のぼせが特徴で、飲酒や辛いものの後に悪化しやすい方に多いです。
アルコールや脂っこい食事・過労・ストレスの蓄積で血熱が生じやすくなります。

瘀血(おけつ)——血の巡りが滞っている状態です。
毛細血管が拡張して赤みが慢性化・固定化しているケース、色素沈着や顔の赤みが引きにくいタイプに関係します。
長年にわたる酒さには瘀血が深く絡んでいることが多いです。

気の上衝(きのじょうしょう)——気が上に昇りすぎている状態です。
ストレスや緊張をきっかけに顔が赤くなる、のぼせる、イライラしやすいという方に多い体質です。
精神的な負荷と連動して症状が悪化する場合はここが関係していることがあります。

実際にはこれらが複数重なっているケースがほとんどです。
どの体質が根本にあるかを見極めることが、処方の核心になります。

紫雲のアプローチ——糸練功による体質分析と煎じ薬

当店では問診に加えて、糸練功(気功)によってお身体の状態を確認します。
血熱・瘀血・気の上衝のどれが出ているか、またどの程度重なっているかを気功で読み取り、体質に合わせた処方を組み立てます。

▶糸練功の詳しい説明はこちら

処方は煎じ薬を中心に、粉薬を組み合わせる形をとっています。
酒さは体質の深いところにある熱や血の滞りが原因であることが多いため、市販薬では対応しにくいケースも多く、生薬の配合を細かく調整できる煎じ薬が力を発揮しやすい疾患です。

皮膚科治療との併用について

皮膚科での治療を続けながら漢方を並行してご相談いただいている方も多くいます。
外側からの治療と内側からの体質改善を組み合わせることで、より安定した改善を目指せます。

ただし、ステロイド外用薬を使用している方は自己判断で急にやめることは避けてください。
減薬は必ず皮膚科の医師と相談しながら進めることが大切です。

症例のご紹介

酒さの赤み・かゆみに漢方で対応|50代女性

血行が良くなると悪化する顔の赤みと強いかゆみ。
血熱の体質に対応する煎じ薬で2ヶ月後に赤みが軽減した症例です。

顔の赤み・酒さに悩む男性の症例|10年以上続いた皮膚トラブルを体質から見直す

10年以上にわたる顔の赤みに悩んでいた男性が、漢方と生活改善に取り組んだ記録です。

まずはLINEでご相談ください

顔の赤みが続いている、皮膚科で改善しない、原因がわからないとお悩みの方、まずはLINEで症状をざっくり教えていただくだけで大丈夫です。
どこに行っても改善しなかった経緯があっても、遠慮なくご相談ください。