口臭・複雑性PTSD・不眠が1年で整った|40代女性の漢方症例

「口臭が気になって、人と話すたびに不安になる」
「ストレスが続くと胃の調子が悪くなる」
「眠れない夜が続いている」——
複数の悩みが重なり、どこから手をつければいいかわからない状態でご相談にいらっしゃいました。

ご相談内容

口臭への不安

10年前にパートナーから指摘されたことがきっかけで、口臭が気になるようになりました。
自分ではわからないため、周囲の反応が気になってストレスになっていました。
胃の調子が悪いとき、扁桃腺に膿栓が出るときに自分でも感じることがあり、鏡と懐中電灯で口の中を確認し、綿棒で膿栓を取り除く習慣がついていました。

複雑性PTSD

子どもの頃の複雑な家庭環境が背景にあり、カウンセラーから複雑性PTSDの症状がある可能性を指摘されていました。
精神科・心療内科には通っておらず、漢方での治療を試みたいとご相談にいらっしゃいました。

不眠・睡眠の乱れ

10月に子宮筋腫の手術を控えており、仕事のストレスと手術への不安が重なっていました。
手術前の薬(レルミナ)の副作用でホットフラッシュが出ており、深夜に目が覚めてそのまま眠れない状態が3週間ほど続いていました。

不眠と漢方について詳しくは[不眠・眠れない夜と漢方]をご覧ください。

体質的な背景

締め切りに追われる仕事が10年以上続き、慢性的なストレス状態にありました。
朝食は食べず、エナジードリンク・夜のポテトチップスやプリンが習慣になっており、運動習慣はなし。
舌に歯型がつき、就寝中の食いしばりもありました。

なぜ複雑性PTSDに漢方が関係するのか

複雑性PTSDは、長期間にわたるトラウマ体験が積み重なった結果、自律神経や感情調節に深く影響を与えている状態です。
不安感・過覚醒・対人関係の困難さ・身体症状として現れることが多く、心だけでなく体にも確実に影響が出ます。

漢方では心と体をひとつのものとして捉えます。
慢性的なストレスやトラウマは、気の巡りを乱し、自然治癒力そのものを低下させます。
「心の問題だから漢方は関係ない」ではなく、「心の負荷が体質に出ている」と読み解き、体の土台から整えていくアプローチが可能です。

この方の場合も、口臭・不眠・不安感というバラバラに見える症状の根底に、自然治癒力の低下という共通の体質的背景がありました。

気功による体質確認

気功(糸練功)でお身体の状態を確認すると、3つの反応が見えてきました。

体の内側から来る口臭の原因となっている反応、気の巡りの乱れの反応、そして本治部である自然治癒力の低下——この3つが重なっていました。

表面の症状それぞれに対処するのではなく、自然治癒力そのものを回復させることだけに絞って取り組むことにしました。
体の土台が整えば、そこから派生している症状は自ずと落ち着いていく——その判断です。

経過

1ヶ月後——不安感が減り、気持ちが安定してきました。
ご自身の努力により、エナジードリンクとポテトチップスをやめることができました。

2ヶ月後——順調に上向いています。
胃の調子が整ってきたことで、口臭への不安が薄れてきました。
膿栓が出る頻度も減り、周囲の反応を気にする回数が減ってきました。

3ヶ月後——疲れの回復も上向き。
体調は順調です。
お昼の薬を飲み忘れることが増えてきました。

4〜5ヶ月後——「すこぶる良い」とのこと。
飲み忘れが目立つようになってきましたが、体調は良好が続いています。
口臭が気になって鏡で確認する習慣も、いつの間にかなくなっていました。

1年後——漢方薬を無事に卒業されました。

飲み忘れても体調が良い——それが本物の回復

経過で印象的だったのは、薬の飲み忘れが増えてきた頃から体調が「すこぶる良い」に変わっていったことです。

飲み忘れてしまうのは、体がもう必要としなくなってきているサインでもあります。
漢方薬を意識しなくても良くなっていく——それが体質が本当に変わっていく過程です。

子宮筋腫の手術も無事に終え、口臭への不安も、眠れない夜も、慢性的なストレスへの疲弊感も、体の土台が整うにつれて少しずつ遠ざかっていきました。
今はすこぶる元気にお過ごしとのことです。

複数の症状が重なっている方へ

口臭・不安感・不眠・ストレスによる体の不調——
これらが同時に起きているとき、それぞれを別々に対処しようとすると出口が見えにくくなります。

漢方では体をひとつのものとして捉えます。
複数の症状が重なっているケースほど、体質の根本——自然治癒力そのものを整えることで、症状が同時に改善していくことがあります。
「どこから手をつければいいかわからない」という方こそ、ぜひご相談ください。

漢方相談のご予約はLINE、もしくはInstagramのDMからどうぞ。
じっくりお時間をとってお話をお伺いします。
長年のお悩みでも、どこに行っても改善しなかった経緯があっても、遠慮なくお聞かせください。
全国からのオンライン相談・漢方薬の配送にも対応しています。

原因不明・複数の症状が重なるお悩みへの漢方アプローチについて詳しくはこちらをご覧ください。

この記事の著者・監修

漢方薬・紫雲 代表薬剤師 Kampo Shiun

  • 薬剤師(国家資格)
  • 漢方専門歴 20年以上
  • 気功実践歴 20年以上
  • 開局15年(2010年〜)
  • 漢方薬・紫雲 代表
  • 全国オンライン対応

神奈川県湘南エリアで漢方薬局「漢方薬・紫雲」を開局。 薬剤師として西洋薬の知識を持ちながら、20年以上にわたり漢方・気功の専門家として 多くの患者さまの体質改善に携わってきました。 「どこに行っても改善しなかった」「病院で異常なし、でもつらい」という方のご相談を 特に大切にしています。煎じ薬・氣功チェックを組み合わせた、紫雲ならではのアプローチで根本からの体質改善を目指します。

※ 本記事は薬剤師・漢方専門家の監修のもと作成しています。個別の症状についてはご相談ください。