果物農家が抱えた慢性的な手荒れ・湿疹、漢方で根本から向き合った4年間
30代の男性が相談にいらしたのは、両手首から先が湿疹でただれるような状態が続いているためでした。
職業は果物農家。
毎日土を触り、水を使い、気温差の大きい屋外で長時間作業します。
手は、仕事道具そのものでした。
収穫の時期になると、冷たい水で果物を洗う作業が続きます。
手袋をしていても冷えは防げません。
作業を終えて手袋を外すたびに、皮膚がひび割れ、滲みるような痛みがありました。
それでも翌朝にはまた畑に向かわなければなりません。
手が仕事道具である以上、休ませるわけにはいかないのです。
痒みは特に冬に強く出ます。
掻かずにはいられない夜が続き、湿度が上がる季節になると多少落ち着くものの、また冬が来るたびに繰り返す。
その繰り返しでした。
3年ほど前から症状が本格化し、病院でステロイドの塗り薬を処方してもらっていました。
塗れば一時的に落ち着く。
しかしやめるとぶり返す。その繰り返しに、少しずつ疲弊していました。
子どもの頃から皮膚が弱く、湿疹が出やすい体質でした。
それが農業という仕事と重なり、症状が慢性化していきました。
このまま塗り薬を使い続けるだけでは限界がある。
そう感じたことが、漢方相談への一歩につながりました。
手荒れ・湿疹の背景を気功チェック(糸練功)で確認する
最初の相談でおこなった気功によるチェック(糸練功)では、大きく2つの反応が確認できました。
ひとつは「血熱・血虚」の反応です。
血に余分な熱がこもりながら、同時に血の質が不足している状態で、皮膚の乾燥・痒み・慢性化しやすい湿疹と深く関わる体質傾向でした。
もうひとつは「痒みを抑えられなくなる反応」です。
掻き傷が増えるほど皮膚のバリアが崩れ、さらに悪化するというサイクルを裏付けるものでした。
この2つの反応それぞれに対応した粉薬を組み合わせ、服用を開始しました。
波のある1年、そして漢方の方針転換
症状には波がありました。
良くなったと思うと、繁忙期の疲れや睡眠不足をきっかけにまた出る。
収穫シーズンが終わると少し落ち着き、次の繁忙期が来るとまた荒れる。
そのリズムがしばらく続きました。
1年ほど取り組んだところで、一度方針を変えることにしました。
処方の基本的な組み合わせはそのままに、体質改善力を底上げするためのブレンドを加えました。
症状を抑えるだけでなく、皮膚が乱れにくい体をつくる方向へのシフトです。
この転換以降、少しずつ症状が出にくくなっていきました。
疲れたときや寝不足の日に多少出ることはあっても、以前のように悪化の一途をたどることはなくなりました。
生活リズムを整えること、無理をしないこと。
そうした養生が、漢方の力を引き出すことに直結していました。
約4年をかけて、漢方卒業へ
波を繰り返しながらも、最終的にご本人は卒業を迎えられました。
相談から卒業まで、約4年の道のりでした。
「ひどい手荒れに悩まされていましたが、少しでも改善されればと思っていました。
病院でステロイドの塗り薬を出してもらったりしましたが、一時的な対処にしかならず、正直なところ漢方でここまで良くなるとは思っていなかったので驚きです。
ですが、漢方薬の力のみに頼っては思ったほどの改善は見られなかったのではないかと思います。
養生することで漢方の力が発揮され、さらに自身の治癒力が上がっていくのだと思います。
今回の漢方治療を通じて体調不良の悩みが解決されたとともに、これから先の健康維持のための知恵を身に付けることができたと思います。
ご助力ありがとうございました。」
今では、冬の朝に手袋を外しても、以前のようなひび割れはありません。
冷たい水を使う作業も、痒みで眠れない夜も、遠い話になりました。
体が変わると、仕事への向き合い方も変わります。
ステロイドに頼らず自分の治癒力を取り戻したこの経験は、これからの健康の土台になっています。
手荒れ・湿疹が慢性化している方へ、漢方からのご提案
慢性的な手荒れや湿疹は、塗り薬で症状を抑え続けるだけでは根本が変わらないことがあります。
漢方では、気功チェック(糸練功)によって皮膚の状態の背景にある体質の偏りを確認し、その方に合った処方を組み立てます。
何年も繰り返している、季節になると必ず出る。
そんなお悩みも、ぜひ一度ご相談ください。
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どこに行っても改善しなかった経緯があっても、遠慮なくお話しください。
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