15年続いた咳・頭痛・胃痛が、1種類の漢方薬で改善|50代男性の症例

「咳は呼吸器科、頭痛は神経内科、胃痛は消化器科」——
複数の症状を抱えると、それぞれ別の科を受診し、別の薬を飲み続けることになります。
この方もそうした状況の中で15年以上を過ごしてきました。

50代の男性からご相談をいただきました。
主な症状は咳・頭痛・胃痛の3つ。
冬になると必ず咳が出て気管支炎と診断される、週末になると頭痛が出る、すぐにチクチクと胃痛が起きる——
これらすべてが10〜15年以上前から続いていました。
花粉の時期には花粉症や鼻炎も重なり、季節ごとに体調を崩すことが続いていたとのことです。

なぜ1種類の漢方薬で複数の症状に対応できるのか

西洋医学では症状ごとに薬が処方されます。
咳にはA、頭痛にはB、胃痛にはC——それぞれの症状を個別に抑えるアプローチです。

漢方では体をひとつのものとして捉えます。
複数の症状が別々に存在しているのではなく、ひとつの体質の偏りが異なる場所に出ているという考え方です。
体質の根本を整えれば、複数の症状が同時に改善していくことがあります。

気功による体質確認

問診と気功(糸練功)で体質を確認すると、中焦(胸からお腹あたり)に熱がこもっている状態が見えてきました。

この熱の偏りが、咳・頭痛・胃痛という異なる場所での症状として現れていたのです。
熱を冷ます漢方薬1種類で治療を開始しました。

▶糸練功についての詳しい説明はこちら

経過と「なんとなく良い」の積み重ね

服用を始めてから、体調は順調に改善していきました。

印象的だったのは「なんとなく楽になってきた気がする」という言葉です。
10あった症状が9.9、9.8、9.7と少しずつ減っていくため、劇的な変化としては感じにくい。
しかし確実に体の内側から変わっていく——

これが漢方の改善の特徴です。

「なんとなく良い」を繰り返しながら気がついたら症状が出ていない、という状態へ。
咳も頭痛も胃痛も、花粉症・鼻炎も含めて、1年で漢方を卒業されました。

症状を気にしない毎日へ

長年、季節が変わるたびに体調を崩し、複数の症状と付き合い続けてきた毎日が変わりました。
咳も頭痛も胃痛も気にせず仕事に集中できる日常——
15年間積み重なっていた不調が、体質が変わることで一気に解消された記録です。

複数の症状を抱えている方へ

「あちこち不調があって、どこから手をつければいいかわからない」という方は、それぞれが別の問題ではなく体質のひとつの偏りとしてつながっている可能性があります。
症状が多いほど、体質から整える漢方のアプローチが力を発揮しやすいです。

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