「呼吸がしづらい」「のどが詰まる感じがする」
検査をしても異常が見つからず、不安だけが増していく——
そんなお悩みを抱えた20代女性が、漢方と養生を組み合わせることで、少しずつ元気を取り戻していった症例をご紹介いたします。
ご相談内容:「呼吸がつらい」「のどが詰まる」
ご相談いただいたのは、20代の女性。
転職をきっかけに、呼吸が苦しくなる・のどが詰まるという症状が出てきたそうです。
そのほかにも:
- 倦怠感・吐き気
- 胸の圧迫感・胃の張り
- 人混みに入ると動悸がする
- 生理前に悪化する
など、自律神経の乱れを思わせるような症状が重なっていました。
実は、過去にも「のどの詰まり」「吐き気」が出たことがあったそうで、再発に近い形でした。
気功チェック:気のうっ滞と水毒がカギ
漢方医学では、このような症状を「五志の憂」——気の巡りの乱れ、つまり気滞や気逆(気が上にのぼる)として捉えます。
気功で体の状態をチェックしたところ、気のうっ滞と気の上衝という反応を確認。
さらに、体内の余分な水が滞る「水毒」体質も見られました。
治療のスタート:気と水を整える漢方+呼吸の養生
そこで、気の流れを整える漢方薬、水毒を改善する漢方薬の2種類を合方(ブレンド)して治療を開始。
また、日常生活でもできることとして、呼吸を整える簡単な方法もお伝えしました。
📅 経過:少しずつ変化が
▶ 1ヶ月後:
「途中で起きてしまう回数が減ってきました」
夜間の睡眠が安定してきたことで、日中の気分も少しずつ上向いているご様子です。
▶ 2ヶ月後:
体全体が安定してきたものの、「不安感」だけがなかなか取れないとのこと。
気功でさらに深く体質を確認すると、新しい反応が浮かび上がってきました。
この反応に合うものとして、松の葉・焼きアゴ・しその葉をピンポイントでご提案。
意外な原因:白湯を飲みすぎていた!?
食事や飲み物について改めて詳しく伺ったところ、毎日大量の白湯を飲んでいたことが判明。
一見健康的に思える白湯ですが、この方は水毒体質。
必要以上に水分を摂ることで、かえってむくみ・だるさ・気のめぐりの滞りを引き起こしていた可能性があります。
白湯をいったん控えていただくことにしました。
📅 3ヶ月後:劇的な改善
水分の見直しと松の葉の調整後、症状は一気に落ち着きました。
- 呼吸の苦しさがなくなった
- のどの詰まり感が消えた
- 不安感も和らぎ、前向きに過ごせている
2種類飲んでいた漢方薬を、1種類に減薬いたしました。
▶ さらに1ヶ月後:
症状は全く出ていないとのこと。
残った1種類の粉薬も2/3量に減らし、卒業に向けて最終調整の段階へ。
まとめ:気の巡りと水分バランスが整うと、心も体も軽くなる
今回の症例では、漢方薬による治療はもちろん、白湯の飲みすぎという意外な落とし穴に気づけたことも大きな転機でした。
「気のうっ滞」や「水毒」が重なっていたことで、呼吸や消化、自律神経に影響を及ぼしていたと考えられます。
こうした“なんとなくの不調”も、体質に合わせて丁寧に見ていけば、改善の道筋が見えてきます。
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(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)