――漢方専門相談薬局 店主コラム
問診を重ねていると、ふとわかることがあります。
長く通ってくださる方には、年齢も性別も症状も違うのに、ある共通した「空気」があるのです。
それは、うまくいかない時期があっても、焦らず、でも手を放さない。そういう姿勢です。
あきらめないこと、それだけ
長く通っている方に共通しているのは、最後まであきらめないことです。
ただ、ここで言う「あきらめない」は、がむしゃらに頑張り続けることではありません。
体調が停滞する時期も、少し戻ったように感じる時期も、「まあ、続けてみるか」と淡々と向き合い続けられること。
そういう方が、じわじわと変わっていきます。
当店では、気の流れや体質のバランスを診ながら煎じ薬を処方しています。
体質を整えるには時間がかかります。
だからこそ、「自分の体と付き合い続ける」という気持ちのある方ほど、その時間が力になっていくと感じています。
「これを飲めば全部解決」という考えではなく、できることを少しずつ増やしていく。
その姿勢が、長く続く方の共通点だと思います。
固定観念がゆるむと、体も動き出す
もうひとつ、大切な共通点があります。
今までの「こうじゃなきゃダメ」という思い込みを、少しずつ手放せることです。
たとえば——
- 甘いものは絶対にやめられない
- ストレスがあっても、こうしなきゃいけない
- 仕事はやめてはダメ
こうした「〜しなければならない」は、気の巡りを滞らせ、体の回復を妨げる大きな要因になります。
漢方の視点では、心の緊張と体の不調はつながっています。
長く通って変わっていく方は、この固定観念が少しゆるんだときに、体も心も動き出していく印象があります。
「絶対無理」と思っていた甘いものが
印象に残っているエピソードがあります。
ある方に「甘いものを少し減らしてみるといいですよ」とお伝えしました。
そのとき、その方は最初、心の中で「それは無理だな」と思われたそうです。
甘いものは、疲れた一日の終わりに自分を支えてくれる、大切な存在だったからです。
それでもその方は、「まずは少しだけやってみよう」と実践してくださいました。
すると、だんだん前ほど強く欲しくならなくなっていったのです。
振り返ると、甘いものそのものというより、「それがないとやっていけない」という気持ちのほうが、体に負担をかけていたのだと思います。
一度やってみること。
今までの考え方を少しだけ緩めてみること。
その小さな一歩が、長く通って変わっていく方に、とてもよく見られる姿です。
どんな方が向いているか
紫雲の漢方相談に向いているのは——
- 最後まであきらめず、自分の体と向き合おうとしている方
- 専門家のアドバイスを、まずは素直に受け止めて実践してくださる方
- 今までの思い込みを少し手放して、体や生活を見直してみようと思える方
年齢や性別、職業は問いません。
完璧な養生ができる方だけが来る場所でもありませんし、最初からすべてを変えられる方でなくて大丈夫です。
むしろ、甘いものをやめられない方、ストレスを抱えながら頑張っている方、自分を追い詰めてしまいやすい方にこそ、「一緒に少しずつ変えていきましょう」とお伝えしたいと思っています。
迷っている方へ
漢方は、短距離走ではなく、マラソンのようなものです。
一気に走りきるのではなく、自分のペースで、でも確実に前へ進んでいく。
その伴走役が、私たち漢方薬・紫雲だと思っています。
長く通っている方に共通しているのは、あきらめない心と、素直に試してみる勇気と、固定観念を少し手放してみる柔らかさです。
もし今、「このままの体調ではつらい」「でも一人ではどうしていいかわからない」と感じているなら、どうぞ一度ご相談ください。
完璧でなくて大丈夫です。
今のまま来ていただいて大丈夫です。
そこから一緒に、少しずつ変わっていく道を探していければと思っています。
今のご症状、LINEで一言お送りいただくだけで大丈夫です。
「どこから話せばいいかわからない」という方も、まずはお気軽にどうぞ。
どこに行っても改善しなかったご経緯も、遠慮なくお聞かせください。
