最初にお話を伺ったとき、正直驚きました。
数十年前から片頭痛に悩まされ、ここ数年は1ヶ月にバファリンを100錠ほど飲んでいるとのこと。
1日に3錠以上、毎日飲み続けている計算です。
顔色は悪く、気分も塞ぎこみ、うつ症状まで出ていました。
痛みと薬への依存が、長い時間をかけてこの方の体と心を蝕んでいました。
薬物乱用頭痛という落とし穴
鎮痛薬を飲み続けると、薬が切れるたびに頭痛が起きるようになります。
「飲まないと痛くなる」という状態がまさにこれで、薬物乱用頭痛と呼ばれます。
痛いから飲む、飲むからまた痛くなる——
この悪循環から抜け出すには、鎮痛薬を減らしながら体質そのものを整えていく必要があります。
気功による体質確認
気功(糸練功)でお身体の状態を確認すると、瘀血(おけつ)——血流の滞りが主な原因として見えてきました。
長年の頭痛とうつ症状の背景に、血の巡りの悪さが深く関係していました。
血流を整えることを軸に、3種類の漢方薬で治療を開始しました。
経過
飲み始めてわずか2週間で痛みが軽くなるのを感じたとのこと。
ご本人の希望もあり1種類追加すると、さらに2週間後には痛みが全くなくなりました。
4ヶ月目で漢方薬を当初の半分に減量。
気功でも体質改善が順調に進んでいることを確認しながら、少しずつ薬を減らしていきました。うつ症状も、頭痛の改善とともに落ち着いていきました。
その後も減量を続け、最終的に漢方も卒業されました。
孫と思い切り遊べる日々へ
卒業後、「孫と遊べるようになりました」という言葉をいただきました。
数十年間、頭痛がある日もない日も、いつ発作が来るかわからない不安の中で過ごしてきました。
バファリンが手放せなかった生活が、今は遠い記憶になっています。
孫と思い切り遊べる——それがどれほどの回復を意味するか、長年の経過を見てきたからこそ伝わります。
何十年続いた頭痛でも、あきらめないでください
このケースで印象的だったのは、数十年という長い期間と、薬物乱用頭痛という深刻な状態にあっても、体質を整えることで確実に変化が起きたことです。
「もう年だから仕方ない」
「ずっとこうだったから」——
そんなふうにあきらめる必要はありません。
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