頭痛の原因が「胃の冷え」だった|気功で見えてきた意外な体質

「頭痛なのに、なぜ胃の話をするのですか?」

そう思われる方もいるかもしれません。
しかし漢方では、頭痛の原因が胃腸にあるケースは珍しくありません。
今回はそのひとつの症例をご紹介します。

ご相談内容

6〜7年前から繰り返す頭痛に悩まされていた40代の女性からご相談をいただきました。
2年前からは病院で偏頭痛の薬を処方されていましたが、副作用が強く日常生活に支障が出ていたとのこと。

主な症状は頭全体の重だるい痛み、目の奥のズーンとした圧痛、首・肩の強いこり、月経前・排卵期の悪化、飲酒後の頭痛でした。

糸練功で「胃の冷え」を発見

問診では冷えの自覚はほとんどありませんでした。
しかし気功(糸練功)でお身体の状態を確認すると、「胃の冷え」の反応が見えてきました。

ご本人が気づいていない体質の偏りが、頭痛の背景にあったのです。

▶糸練功についての詳しい説明はこちら

なぜ胃の冷えで頭痛が起きるのか

漢方では、胃腸は「気(エネルギー)の生産地」と考えます。
食べたものを消化・吸収して気と血をつくり出し、全身に送り届けるのが胃腸の役割です。

胃が冷えると、この働きが低下します。
気の生産が滞ると、頭部への気血の供給が不足し、頭が重くなる・ズーンとした圧痛が出る・目の奥が痛むといった症状として現れてきます。

さらに胃の冷えは気の巡りを妨げるため、肩や首のこりとも連動します。
月経前に悪化するのは、月経期に気血が消耗しやすく、もともと不足している頭部への供給がさらに減るためです。

胃の冷えからくる頭痛に多い特徴

以下に当てはまる方は、胃の冷えが頭痛に関係している可能性があります。

  • 冷たい飲み物や食べ物をよく摂る
  • 胃もたれや食後の不快感がある
  • 疲れると頭痛が出やすい
  • 月経前後に頭痛が悪化する
  • 頭痛と肩こりがセットで出る——

これらが重なっている方は胃腸を温めるアプローチが有効なことがあります。

経過

胃腸を温め気の流れを整える処方で治療を開始しました。
あわせて毎日湯船にゆっくり浸かることをお伝えしました。

治療を始めてすぐに「痛みの強さが和らいできた」とのお声をいただきました。
数週間後には頻度も減り、薬に頼らず過ごせる日が出てきました。
4ヶ月ほどで回復度は約50%に。

頭痛を忘れる日が増えてきた

「最近、頭痛のことを考えない日が増えてきました」——
そんな言葉をいただいたのが印象的でした。

頭痛がある生活では、天気予報を見るたびに不安になり、予定を立てるときも「頭痛が出たら」と考えてしまう。
そういった頭痛中心の生活から、少しずつ解放されていく変化が確実に起きていました。

頭痛の原因は頭だけにあるとは限りません

今回のケースのように、頭痛の背景に胃腸の冷えが関係していることは漢方の臨床では多く見られます。
病院で頭痛の薬を処方されても効かない、副作用が強くて飲み続けられない——
そういった方は体質の別の場所に原因がある可能性があります。

糸練功では自覚のない体質の偏りも確認できます。
「なぜ自分は頭痛が続くのか」の答えが、意外なところに見つかることがあります。

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