なかなか治らない症状、実は“首”に原因があるかもしれません

「薬を減らしたとたんにぶり返す…」
「調子が良くなってきたと思ったのに、また不調が…」
そんな風に症状の改善が安定しない方、実は“首”の状態に注目するとヒントがあるかもしれません。

東洋医学的には「本治部」の反応かも?

通常、漢方相談では患者さまの症状に合わせて、気・血・水・寒・熱・瘀血・水毒などの体質バランスを見極めていきます。

漢方薬を服用し、生活養生をおこなっていくと、徐々に症状は落ち着き、薬量も減っていくのが一般的な流れです。

ところが中には、

  • 薬を少し減らすと再発してしまう
  • 少し無理をすると一気に悪化する

というように、改善の安定感に欠けるケースもあります。

このような方には、実はより深いレベルの「本治部(根本の体質)」に滞りがある場合があり、そのひとつの重要な場所が「頚椎(けいつい)=首の骨の並び」なのです。

なぜ「首」が大事なの?

東洋医学では、気の流れ・血の流れ・神経の調整は首を通って全身に巡ると考えます。

この頚椎(首の骨)が歪んだり、筋肉がこわばったりすることで、

  • 自律神経のバランスが乱れる
  • 頭痛・肩こり・めまい・不眠・動悸などが出やすくなる
  • 漢方薬の効きが悪く感じる

といった症状につながることがあります。

あなたは当てはまる?セルフチェック!

こんなサイン、出ていませんか?

  • 首・肩がいつもガチガチ
  • スマホやPCを見る時間が長い
  • 枕が合わない・寝起きに首が痛い
  • 不眠・息苦しさ・パニック症状がある
  • 漢方薬の効果に波がある

ひとつでも当てはまった方は、首の状態が全身に影響している可能性があります。

日常でできる養生アドバイス

首・肩周りの不調を整えるために、まずは次のようなことを意識してみてください。

  • 深呼吸を意識する(特に“吐く”ほうをゆっくり)
  • 首〜肩を温める(湯船・蒸しタオルなど)
  • 軽いストレッチ(肩甲骨まわりを動かす)
  • 枕の高さを見直す
  • スマホやPCの姿勢に注意

ちょっとしたことですが、体が“安心モード”に切り替わると、気の流れも自然に整いやすくなります。

もちろん、漢方でも「首から整える」ことは可能です

首や肩のコリが慢性化している方は、漢方で「瘀血」や「気滞」を整えることで症状が安定しやすくなるケースも多く見られます。

ご自身でも養生をおこないながら、体質に合った漢方薬で深い部分からアプローチしていくのが理想的です。

まとめ:「治りづらい…」のヒントは首にあるかもしれません

症状の波がなかなか落ち着かない方、薬を減らすとすぐにぶり返す方は、体の奥にある「本治部」のサインかもしれません。

首・肩・頚椎の不調が、意外にも多くの症状と関係していることがあります。

一度、ご自身の首の状態や姿勢にも意識を向けてみてくださいね。

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