アトピー性皮膚炎は漢方薬で治ります
福岡での修行時代の思い出のひとつです。
もう15年も前の事ですね。
今では考えられない質問を、当時の私は師匠にしました。
『アトピー性皮膚炎って本当に漢方薬で治るんですか?』
当然のように「アトピー性皮膚炎は漢方薬で治る」と思っている現在では考えられません。
当時の私は「本当に漢方薬で治るのかなぁ」と疑問に感じていたのだと思います。
その時の師匠のキョトン、ポカーンとした顔は今でも目に浮かびます。
もしも私が、漢方を学びたての先生に同じ質問をされたら同じようにビックリして、「治るに決まってるじゃん!」と言うと思います。
それぐらい、漢方医学では常識のことなのですよね。
このこともあって、アトピー性皮膚炎にはいくつかの思い出、思い入れがあります。
はじめての漢方相談…
私が修行時代に直接対面で相談した、はじめての患者さまもアトピー性皮膚炎でした。
とにかく緊張したのを覚えております。
その時の患者さまには申し訳ないですし、今思い出しても恥ずかしいですが、挙動不審だったことと思います。
なにしろ初めての実践だったわけですから。。。
そのような機会をくださった師匠や、未熟なわたしをサポートをしてくださった当時のスタッフの皆様にはいくら感謝してもしきれません。
おかげさまで、数々の患者さまのアトピー性皮膚炎に対応することができております。
もちろん、治すことができなかった患者さまもいらっしゃいます。
そんなときは師匠が常々おっしゃっていた
『次に同じ状況だったときは必ず治せるように腕を磨きなさい』
という言葉が頭から離れません。
今回、この言葉を肝に銘じて取り組み、時間は掛かりましたが、長男のアトピーを完治させることができました。
アトピー性皮膚炎で悩む小学男児
治るまでにはいろいろと紆余曲折ありました。
漢方の先生としてというよりも、不快な症状に悩んでいる子供の父親として様々な思い出があります。
- 寝ている間に掻きむしってしまうので、朝起きると血がついている布団
- 塩水がしみるから海に入れない、と落ち込んでいた姿
- 改善が一進一退のときの「本当に治るの?」という不安そうな表情
などなど
中でも、
「〇〇君は病院でステロイドをもらってるんだって。ステロイドを塗ると治るらしいよ。僕もステロイド欲しいなぁ」
と言われた時のことは、いま思い出しても胸がしめつけられます。
また、ちょっと良くなると、ついついサボってしまうので言い争いになることもありました。
最終的には、
- アレルギー反応
- 風毒
- 中焦の熱証
- 五志の憂
などを複合的に氣功でCheckしながら最高の漢方薬を組み立てました。
その漢方薬にしてからは、飲んだ本人しかわからない効き目を実感したのか、毎日忘れずに飲むようになり、みるみる症状は上向いていきました。
きれいになった肌を
「これもう治ったよね。つるつるなんだよね。スゲー。」
と見せてくる姿は本当に愛おしかったです😊
本当に良かったね!!
改善の詳しい経過はまたの機会にお話いたしますね。
(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)