月に一度の激しい胃痛が8ヶ月で卒業|機能性ディスペプシアの漢方症例・30代女性

「このまま一生、毎月こんな思いをするのか」——
そう感じながら過ごしていた日々が変わりました。

機能性ディスペプシアと診断され、胃痛と食欲不振に悩んでいた30代の女性からご相談をいただきました。

毎月繰り返す激しい胃痛

20代の頃から、月に一度は強い胃の痛みが起きていました。
特に生理の1週間前になると決まって症状が現れ、食事がとれないほどつらい日が続きます。
胃痛が始まると固形物をまったく受けつけず、飲み物だけで数日間を過ごすこともしばしばでした。

4〜7日ほど続くつらい症状が毎月来る——
病院では鎮痛薬(ブスコパン)が処方されていましたが、胃カメラでは異常が見つからず、根本的な解決にはなりませんでした。
「少しでも楽になりたい」という思いでご相談にいらっしゃいました。

機能性ディスペプシアとは

胃痛・胃もたれ・食欲不振などの症状があるにもかかわらず、内視鏡検査などで明らかな異常が見つからない疾患です。
ストレスや自律神経との関連が指摘されており、繰り返す症状に悩まされながらも「検査で異常なし」と言われ続けるつらさがあります。

漢方では、こうした「検査では見えない不調」を体質の偏りとして読み解き、整えていきます。

気功による体質確認と2つのアプローチ

気功(糸練功)でお身体の状態を確認すると、気の滞り(気滞)血の不足(血虚)が重なっている状態が見えてきました。

生理前に症状が悪化するのは、月経期に血が消耗しやすく、もともと不足している血虚の状態がさらに強くなるためです。
気の流れが滞ることで胃の働きが乱れ、激しい胃痛として現れていました。

この方には標治(今ある症状への対処)本治(繰り返さない体質づくり)を同時に進めるアプローチをとりました。
目の前の胃痛を和らげる処方と、気血のバランスを根本から整える処方を組み合わせることで、改善のスピードアップが期待できます。
粉薬4種・煎じ薬1種で治療を開始しました。

経過

1ヶ月後——「少しずつですが食欲が出てきた気がします」とのお声をいただきました。
体が動き出している兆しでした。

2ヶ月後——嬉しいご報告が届きました。
「漢方を飲み始めてから50日ほど経ちますが、この間まったく胃痛が起きていません。私にとっては本当にすごいことで、毎日が嬉しいです」——
毎月必ず来ていた胃痛が50日間出なかった。この変化の大きさは、長年悩んでいたご本人にしかわからないものだったと思います。

その後——胃痛が起きても1日で回復するなど順調な経過が続きました。
半年ほどで粉薬を1種類に減量し、さらに2ヶ月後には服用回数も1日1回に。
治療開始から約8ヶ月で漢方を卒業されました。

好きなものを思いっきり食べられる毎日へ

卒業後、「好きな食事を思いっきり食べられるようになりました」という言葉をいただきました。

毎月必ず来る胃痛を恐れながら、食事のたびに「これを食べて大丈夫か」と考えていた日々が終わりました。
食べることを純粋に楽しめる——それがどれほどの変化か、長年の経過を見てきたからこそ伝わります。

繰り返す胃の不調でお悩みの方へ

機能性ディスペプシアは「検査で異常なし」と言われても、確実に体質からアプローチできる領域です。
毎月繰り返す胃痛、生理前後の胃腸の不調、食欲不振が続く——
こうした症状は、気血のバランスを整えることで変化が起きやすいです。

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