多形慢性痒疹による全身のかゆみ|漢方で血熱と水毒にアプローチした70代女性の症例

「夜中に無意識で掻いてしまう」「シーツに血がついていた」
そんな辛いかゆみに悩んでいる方、意外と多くいらっしゃいます。

今回は、全身にわたるかゆみと湿疹でお悩みだった70代女性が、漢方で症状を改善された症例をご紹介します。

ご相談内容:頭から足先まで、止まらないかゆみ

この方は、9ヶ月前から体全体に湿疹と強いかゆみが出るようになりました。

日中よりも夜間、特に:

  • 眠っている間に掻いてしまい、朝には血が出ている
  • お風呂で温まると強くかゆくなる
  • 肌の熱感を伴っている

といった、つらい状態が続いていました。

皮膚科での診断は「多形慢性痒疹(たけいまんせいようしん)」

抗アレルギー剤やステロイド外用薬での治療を続けるも、効果は限定的で、「このままずっと治らないのでは…」とご相談に来られました。

東洋医学での見立て:血熱・水毒の体質

カウンセリングと気功で体質を確認したところ:

  • 中焦(お腹まわり)に熱がこもっている「血熱(けつねつ)」
  • 余分な水分が排出できない「水毒(すいどく)」

という2つの体質的な乱れが強く出ていました。

このような体質では、皮膚が過敏になりやすく、炎症やかゆみが長引く傾向があります。

治療の方針と経過

ご希望を伺い、お手軽な粉薬3種+カプセル1種で治療を開始しました。

📅 1ヶ月後:

「かゆくない時間がある」との喜ばしいご報告。
ご本人も「希望が見えてきた」と前向きになられました。

また、日常生活でもチョコレートを完全に控えるなどの養生にしっかり取り組んでくださっていました。

📅 2ヶ月後:

気功による体質チェックで反応を見直し、処方を微調整。

📅 3ヶ月後:

全身の肌がきれいになってきたとのこと。
ご本人も「人生が変わったよう」と笑顔で話されていました。

しかし…

回復率は約7割ほどでしたが、ご本人のご希望で治療を中断となりました。

とても残念ですが、本来ここからが「体質改善の本番」でもあります。

注意:途中でやめてしまうと…

慢性皮膚疾患は、表面の症状が治まったように見えても、体の奥ではまだ炎症の種が残っていることがあります。

ここで治療をやめてしまうと、数ヶ月〜1年以内に再発することも少なくありません。

「症状が落ち着いた」ときこそ、仕上げの体質改善をやりきることが再発防止には重要です。

よくある質問

多形慢性痒疹に漢方は有効ですか?

はい。漢方では、かゆみの原因を「血熱・瘀血・湿熱・水毒・血虚」などと見立て、その人に合った内側からの治療を行います。

ステロイドや保湿で改善しなかった方にも効果が見られることが多いです。

なぜ夜にかゆみが強くなるのですか?

西洋医学的には夜は自律神経がリラックスモードになり、血流や体温が上がるため、かゆみが強くなることがあります。

体質改善により過剰な熱や水分の滞りを整えることで、夜間のかゆみも軽減できます。

また、東洋医学的には夜は「陰」の時間帯。陰の力が強まることでお身体の正常な機能が発揮できず痒みを訴えるケースもあります。

まとめ:最後までしっかり治しきることが再発防止の鍵

「治らない」とあきらめていたかゆみも、体質に合った治療を継続することで改善の道は開けます。

でも、途中でやめてしまっては、せっかくの回復が水の泡になることもあります。

あなたの体は、まだもっと楽になれるはずです。

「今度こそ、きちんと治したい」
そんな方は、ぜひご相談ください。

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