「大なり小なり、様々な症状があるので根本的に体質改善したい」
そう話してくださったのは、50代の女性です。
主な訴えは冷え症と胃腸不良。
ただ、その背景には20年以上にわたる不調の積み重ねがありました。
冷えは「自分の力では温められない」レベルだった
もともと寒がりな体質でしたが、20年ほど前に体調を崩したことをきっかけに末端冷え性がひどくなりました。
年を重ねるごとに体全体の冷えも強くなり、一度冷えてしまうとご自身の力では温められず、急激に体調が悪化するという状態でした。
カイロや厚着で対処しても追いつかない。
冬だけでなく、冷房の効いた夏場も辛い。
そういう毎日が長年続いていました。
胃腸はストレスと疲れに正直だった
胃腸も元々強くありませんでした。
ストレスや疲れが溜まると胃もたれ、便秘、下痢が繰り返し起きる。
消化器系が自律神経の影響を受けやすい体質でもありました。
その他にも肩こり・首こり・腰痛・頭痛が気になる症状として重なり、特に片頭痛は30年以上の付き合いとのことでした。
既往歴として自律神経失調症、子宮内膜症、チョコレート嚢胞、橋本病、肺MAC症もお持ちでした。
複数の疾患を抱えながらも「根本から整えたい」という意志で来店されたことが印象的でした。
気功で見えてきた体質
冷えと胃腸不良、一見別々の症状に見えますが、気功でお身体を確認すると共通する反応が見つかりました。
脾虚——消化吸収を担う「脾」の機能が低下している状態です。
脾が弱ると胃腸が乱れるだけでなく、全身に気血を届ける力が落ち、体を温める力も失われていきます。
冷えと胃腸不良がセットで起きていたのは、この体質が根本にあったからです。
胃腸を整えながら冷えを整える漢方薬を、体質に合わせてブレンドしてスタートしました。
冷えのタイプと体質の関係について詳しくはこちらをご覧ください。
経過
3ヶ月後——じんわりと効き目が現れ始めました。
冷えも胃腸不良も、少しずつ上向いてきました。
「考え方もおおらかになって、ストレスを受けにくくなった」という言葉が印象的でした。
体質が整い始めると、心の余裕も生まれてくる。
漢方の手応えを感じた時期でした。
半年後——症状が強く出てしまうことがありました。
だるさ、朝から昼過ぎまで続く眠気、足のむくみ、寝汗。
これまでとは違う種類の不調でした。
気功で体質を見直すと、さらに深い「虚」の状態が見つかりました。
腎虚——生命力の根本を司る「腎」の弱りです。
長年の不調が積み重なったことで、より深い層にまで影響が及んでいたと考えられます。
漢方薬を組み直し、この深い体質にアプローチしていきました。
1年後——体調が建て直され、初めての減薬に成功しました。
その後——2ヶ月単位で少しずつ減量を進め、トータル1年10ヶ月で漢方薬を無事に卒業されました。
「体調のことを何も気にしなくていい」という幸せ
卒業の際にいただいた言葉が忘れられません。
「体調面で何も気にすることがなくなるということは、とても幸せなことです」
20年来の冷え、30年来の片頭痛、繰り返す胃腸不良——
それらをすべて気にせずに過ごせる日常。
それがこの方の手に入れたものでした。
2年近く、最後まで取り組み続けてくれたからこそ辿り着けた場所だと思います。
複数の症状が重なっているときこそ、漢方が力を発揮する
冷え症、胃腸不良、頭痛、肩こり——
こうした複数の症状が重なっているとき、それぞれに対症療法を重ねても根本は変わりません。
当店では気功による体質分析で症状の根っこを確認し、一人ひとりに合った漢方薬をブレンドしています。
長年の不調でも、体質から整えることで変化が出るケースは少なくありません。
どこに行っても改善しなかった経緯があっても、遠慮なくご相談ください。
まずはLINEで症状をざっくり教えていただくだけで大丈夫です。
