更年期障害と円形脱毛症

40代の女性から不安感・動悸・不整脈の相談を受けました。
20代のころには5-6回ほど円形脱毛症でも悩まされていたと言います。

もともと精神的に強くない性格だとおっしゃっておりましたが、数年前の閉経をきっかけにめまいなど少し体調を崩してしまいました。
それから不安感が出てきたといいます。

不安感が出ると動悸と不整脈が始まってしまうという負のサイクルです。
現在は更年期障害からくるホットフラッシュもあるといいます。

病院では心配のしすぎと言われてしまい、抗不安薬が処方されました。

氣功でCheckし、氣の巡りを整える漢方をお選びいたしました。

経過は順調に進みました

飲み始めてから体調は順調に上向き、3ヶ月後には症状がほぼ消失したといいます(!)

早い回復でこの方も私も喜んでいたのですが、調子が良いからということで本人の希望で勝手に服用を休止してしまいました…。

この時点で氣のレベルの回復率は70%程度です。
要治療の反応が消える前に途中でやめてしまえば、遅かれ早かれ再発してしまうことが多いのです。
その旨はお伝えし心配していたのですが…。

悪い予感は当たり、再発です。

1年半後、悪い予感は当たってしまいました。

ひさしぶりに連絡があり、現在の状況をうかがいました。
動悸と不整脈は問題ないのですが、円形脱毛症が再発してしまったとのことです。
東洋医学的には、この方の円形脱毛症は動悸や不整脈と同じ体質だと考えられます。

20代の頃か、さらに以前までさかのぼっての体質であるので根は深いと考えられます。

今度は途中でやめないことをお約束し、漢方薬の服用を再開しいたしました。

2週間後、産毛が数本生えてきたといいます。

ホッと胸をなでおろしました。その後も順調に回復し現在は見た目にはほぼ完治の状態です。

5ヶ月後。氣のレベルの回復率もほぼ100%になりました。お薬の分量を半分に減らし、最後の仕上げをおこなうことといたしました。

著効した方ほど途中でやめてしまう傾向にあります。しかし、長年のあいだにできてしまった体質が変わるには、ある程度の時間が掛かると考えられます。

焦らずにじっくりと取り組むことが一番の近道であると、あらためて実感した症例でありました。

【この方が実際に服用した漢方薬】
粉薬A 毎食前 12,600円/4週間分
粉薬BとC 寝る前 6,000円/4週間分

(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)