さまざまな症状を訴えるご婦人 40代

さまざまな症状を訴えるご婦人から非対面で相談を受けました。
はじめての相談の日、問診票と同時に10枚ほどのコピー用紙にびっしりと症状が書いてあるお手紙が届きました(!)

精神症状から身体症状までつらい症状は多岐にわたり、大変つらそうな状況がうかがえました。

病院での診断は「偏頭痛(片頭痛)・自律神経失調症・パニック障害・不安障害」とのことです。

具体的な症状としては、慢性的に頭痛があり、外出しようとすると異常な緊張が起こるため外出もままならないといいます。
頭痛に対する病院の化学薬品は効果がないとのことです。

胃腸も弱く吐き気があり、常にめまいの感覚があるといいます。

ご本人曰く、スタミナ不足のため毎日クタクタになってしまい体が動かせなくなってしまうこともあるといいます。

心療内科の化学薬品を服用すると副作用が強く出てしまうため服用もままならないようです。

どこの病院に行っても検査数値で異常は出ず、原因がわからないと言われてしまうようです。
また、原因がわからないのに化学薬品を処方されることに対して、医療不信に陥ってしまっていました。

さらに、ご家族からの理解を得られないため、その点でも苦しんでいらっしゃることがうかがえました。

漢方医学ではこのような症状を「五志の憂」という独特の概念で捉え治療を進めていきます。

西洋医学で言う自律神経に近い考えでありますが、感情や無意識の領域までを取り込んでいる概念であると考えられます。

氣功で「五志の憂」をCheckするとやはりエネルギーの低い状態に反応があります。

適応する漢方薬Aをオーダーメイドでお選びしました。また、漢方薬Aにより頭痛や胃腸の反応・めまいの反応も整うことを確認し治療をスタートです。

ひと月後。じんわりと体調の変化を感じることができているご様子でした。

その後も順調に改善は進み、メールをいただくたびに不快な症状が減っているのが伝わってまいりました。

調子が良いせいか、ご自身で勝手に量の調節をしてしまっているため、著効の割に時間は掛かっていますが着実に体質改善は進んでいると考えられます。

遠方の患者さまに対して氣功をおこない、順調に治療が進んだ一例です。
直接ご来局できない遠方の方でも、お困りの場合はご遠慮無くお申し付けくださいませ。

一緒によくなる方法を探していきましょう。

(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)