同じ「起立性調節障害」と診断されても、症状の出方やつらさの感じ方は人それぞれです。
「朝がとにかくつらい」「イライラして情緒が不安定になる」「食が細くて体力がない」など、抱える不調の種類も、その背景も異なります。
漢方では、こうした個人差を「体質」としてとらえ、一人ひとりに合わせた対応をおこないます。
ここでは、起立性調節障害に多い4つの体質タイプと、それぞれに合った漢方的アプローチをご紹介します。
🔋 気虚タイプ|エネルギー不足で朝からぐったり
このような傾向があれば…
体を動かすための「気(=エネルギー)」が足りていない状態。
日々の活動に必要なエネルギーが生み出せず、何をするにもすぐ疲れてしまいます。
🌿 漢方での考え方と処方例
ポイント:
体力のベースづくりが最優先。朝が特につらく、起きることすら苦痛なお子さまによく見られるタイプです。
❄️ 陰証タイプ|冷えやすく、朝がとにかくつらい
このような傾向があれば…
体を温める力(=陽の気)が不足し、内側から冷えているタイプ。
特に朝方や寒い季節に不調が出やすく、エネルギーをうまく使えない状態です。
🌿 漢方での考え方と処方例
ポイント:
「冷えて動けない」朝のしんどさを軽減するため、芯から体を温める漢方が選ばれます。冬場に悪化するお子さまに多い体質です。
💫 血虚タイプ|ぼーっとしやすく、集中できない
このような傾向があれば…
体を養う「血」が不足して、脳や全身に栄養が届いていないタイプ。
集中力が続かなかったり、朝から頭がぼんやりしている状態が続きます。
🌿 漢方での考え方と処方例
ポイント:
眠りの質や集中力をサポートし、頭と心にしっかり栄養が行き届くよう整えていきます。
🌪 気滞タイプ|ストレスに敏感で、情緒が不安定に
このような傾向があれば…
「気」がうまく巡らず、感情の波に左右されやすいタイプ。
ストレス環境や繊細な性格の影響を受けやすく、思春期の子に特に多く見られます。
🌿 漢方での考え方と処方例
ポイント:
気の流れを整えることで、心と体のバランスを取り戻します。
「日によって気分や体調の波が大きい」というケースにも有効です。
🌿 体質タイプを見極めることが、根本改善の第一歩
起立性調節障害は、ただ「症状を抑える」だけではなかなか根本的な改善にはつながりません。
体質に合わせた見立てとケアこそが、長期的な安定と回復のカギとなります。
当店では、初回ご相談時にじっくりお話をうかがいながら、
お子さまの状態や気質に応じたサポート方法をご提案しています。
📝 実際の改善例
起立性調節障害とIBSを併発した中学生が、4年半かけて体質を立て直した症例です。
起立性調節障害でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
📘 起立性調節障害について詳しく知りたい方へ
症状の特徴や漢方でのアプローチ、体質別の考え方などはこちらで詳しく解説しています。
👉 【起立性調節障害の詳しい解説ページはこちら】
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(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)