医が三分、養生七分

 今回は東洋医学の基本に帰り、養生の大切さについてお伝えしたいと思います。

 東洋医学、漢方医学には「医が三分、養生七分」ということが昔から言われてきました。

 医(漢方薬)の役割の3割と養生(日常生活)の役割の7割で、初めて完治に向けての東洋医学が完成するという意味合いです。

 家に例えると、いちばん大切な土台が

「心の養生=ご自身で治そうとする意志」

です。

 そして土台に立つ3本の柱が

「食事」

「運動」

「休息」

です。

 この土台・柱(養生)があってこそ、その上に屋根(漢方薬)が掛かり、家が完成します。

 言い換えると、患者さまご自身が漢方薬のサポートを受けながら、ご自身でお身体を整えていくのが東洋医学なのです。

 例えば風邪をひいたとき、布団に入り身体を温め体温を上げ、ぐっすりと眠り免疫を正常化しウイルスを退治します。

 薄着で身体を冷やし、お身体を休めずに睡眠も取らなければ、いつまでも風邪が治らないことは容易に想像できるはずです。

 人間には自然治癒力があるということをもう一度思い出してくださいませ。そして、その自然治癒力を最大限発揮できるよう二人三脚で取り組んでまいりましょう。

(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。あしからずご了承くださいませ。)